俳句の世界 皆さんからのご応募、感謝いたします。季節を感じる句を多数お寄せいただきました。

ラニーニャ現象で冷夏になるはずが猛暑の夏。まだまだ残暑が続きそうですがご自愛ください。読むだけで豊かな感性が磨かれる。そんな俳句を掲載しました。
今回ご応募いただいた句は、10月末まで掲載いたします。   (次回締切は 10月28日、次回掲載期間は11月と12月です)

習志野 大慈弥 爽子

■ 焦点を暈し花野の色となる

■ 灯を消して虫の闇へと開く窓

■ 冷やかに残る礎石の語るもの

■ 妖艶にしてひんやりと曼殊沙華

■ ほとばしる音に酔ひもす新走

八王子 石井 蓉子

■ 雨粒は空の涙か秋に入る

■ 大き音で時刻や熱帯夜

■ 一杯の水飲み干すや終戦日

■ 髪洗ふ今日にさよならするために

■ 尋ねくる日焼けせし兄の笑顔かなる
新宿区 壺守 けいこ

■ 住職の留守の汀子碑蝉時雨

■ 新涼を窓いっぱいに掃除せり

■ 六地蔵の帽子に垂るる萩の花

■ 魚焼く煙流れて秋の暮

■ 長夜や書いてまた消す下五かな

町田 小森 まさひこ

■ 刻々と刻々と台風進み来る

■ 風雪に耐へし伽藍や萩の花

■ 振り返る時木犀を振り返る

■ 薪割や乾ききったる音や秋

■ 秋空に斧振り上げて薪を割


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